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お客様の声 森のシティ薬局

地域の健康づくりのために-森のシティ薬局の電子薬歴「GooCo」の活用法とは?

「森のシティ薬局」(千葉・船橋)は総合病院の門前薬局として、日々、多くの患者さんと接しながら、きめの細かいフォローを実践しています。薬剤師の対面業務の質向上に一役買っているのが電子薬歴のGooCoです。薬局長の鈴木 康友さんにGooCoの具体的な活用法を聞きました。

患者さんの立場に立った薬局づくり

森のシティ薬局の電子薬歴「GooCo」の活用法とは?

船橋の中心地から少し離れた住宅エリアにある「森のシティ薬局」。薬局の真向いに船橋総合病院があり、総合病院からの患者さんが全体の9割を占めます。月あたりの処方箋応需枚数は8,000枚ほど。近隣には他に対応できる薬局もないため、5つの投薬カウンターはフル稼働で、常時15名前後の薬剤師が従事しています。

「森のシティ薬局」を展開するシーエスグループは東京・神奈川・埼玉・千葉・山梨に29の薬局を運営しています。シーエスグループの「シーエス」は「Customer Satisfaction(顧客満足)」から名付けられたもので、「森のシティ薬局」もその理念は同様、患者第一の薬局経営を行っています。

薬局では、全自動錠剤分包機や薬剤監査システムといった最新機器を取り入れ、服薬指導や生活指導などの薬剤師が患者さんとの対面業務に多くの時間を割けられるよう工夫しています。さらに近年「森のシティ薬局」では在宅医療に着手し、活動のフィールドを広げています。

鈴木さん「有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、個人宅の約90名を4名の薬剤師を中心にして担当しています。まだまだその割合は少ないですが、地域貢献のひとつでもあり『森のシティ薬局』を知ってもらえるきっかけになれば」

「森のシティ薬局」が電子薬歴のGooCoを導入したのは2012年のことです。紙の保管スペースを減らすため、電子薬歴へと移行しました。

鈴木さん「患者さんとコミュニケーションを取る上ではデスクトップではなくて、患者さんのところまで持ち運べるデバイスがいいだろうとGooCoを採用することにしました。

もともと、お薬の添付文書や吸入指導用の動画などを保存して服薬指導にiPadを使っていたこともあり、iPadの使いやすさというのを実感していたというのもあります」

iPadは薬剤師ひとり1台を支給。常に薬歴を使えるようにし、患者さんへの事前のヒアリングから服薬指導までをスムーズに実行しています。

残薬のチェックもラクラクできる「GooCo」

残薬のチェックもラクラクできる「GooCo」

「森のシティ薬局」ではGooCoを使い始めてから7年が経ちますが、その間、GooCoの機能や使いやすさは日々アップデート。より使いやすく、より洗練されたシステムになっていると、鈴木さんも評価します。

鈴木さん「とくにGooCoのカレンダーの使いやすさは各段に上がりました。残薬のチェックのために調剤室に、1週間、2週間、4週間、8週間、12週間後の日付がわかるようなカレンダーを貼っていましてね。そのカレンダーをみるよりもGooCoの方が正確にチェックできます。

患者さんの検査情報もバイタルという項目に入れられるのも便利です。血液検査の数値や血圧を入力するだけで時系列のデータをグラフ化してくれるのは画期的だと思います。こうした検査数値のグラフを自分でつくらなくて良いんですから」

GooCoに保存されている説明資材を用いた服薬指導や、画像による申し送りもおこなっています。

鈴木さん「患者さんの服薬指導に用いるビジュアルガイドは、簡単なコメントやスタンプなどで重要な箇所を記録したものを患者さんに印刷して渡すことができるんです。

そして、その記録が、薬歴に自動で記載されるようになっています。床ずれの症状である褥瘡(じょくそう)など、患者さんの患部を撮影して記録しておくこともできるんです」

最近では、家族毎にまとめて服薬指導をするのが薬局のスタイルですので家族複数名(多い時は4、5名)の服薬指導にはスクリーンショットの利用で、ストレスなく全員の処方歴を確認しながらの服薬指導ができています。

単なる薬に関する記録ツールというだけでなく、正確な投薬から服薬状況の確認まで、薬剤師業務をトータルでサポートするツールとしてさまざまな場面で活用されているGooCo。

他社からも数々の電子薬歴は、もちろん出ています。その中でもいろいろな診療科への対応、在宅への展開が考慮でき、使い方の自由度が高く、応用が効くのはGooCoならではの魅力です。「森のシティ薬局」からは、これからもGooCoを使い続けたいというお墨付きの言葉をもらいました。

健康サポート薬局になることを見据えて

健康サポート薬局になることを見据えて

鈴木さん「一緒に往診を回っている医師からもGooCoの患者さん情報は頼りにされていて、処方内容などの問い合わせがあることもしばしばあります。医師との信頼構築の一助にもなっています。

また、在宅の場合は一度に複数の方を診なければならないこともあって、複数の患者さんの情報を一斉に見ることができるオフラインの閲覧で有効活用させてもらっています。一方で、過去の履歴をさかのぼりたいという場合は、オフラインだと見れないので、サーバーにアクセスするといったように、使い分けています」

GooCoを使いこなしている鈴木さんに、改善点についても聞いてみました。

鈴木さん「総合病院の前にある薬局の性質上というのもあるかもしれませんが、あえてGooCoの改善点をあげるとすれば、他科受診の記録がしにくいという点でしょうか。

たとえば、整形外科と皮膚科と、内科の処方箋を持って患者さんが来たとします。GooCoにその記録をする際は、ひとつ目の科を書き終えたら”確定”をして、またGooCoのホーム画面で患者さんを探して次の科のこと書くという手順が必要で一気に書けません。

“最近閲覧した患者さん”から患者さん情報を見ることができるようになったので、昔よりも使い勝手はよくなっているのですが。あまりいないですが、5科以上かかっている患者さんも中にはいて、開いて、完了して、また開いてというのは面倒くさいので、一気に書けるようになったらもっといいなと思います」

今後は、健康サポート薬局として展開していきたいという「森のシティ薬局」。OTC歴との一元管理できるGooCoはそうした動きに対応できます。GooCoにOTC薬だけを購入しにきた患者さんを簡易登録しておけば、後から処方箋を持ってきた際にデータを統合することができます。また、薬歴側で家族登録をしておくことで、本人とその家族を含めた処方監査ができるようになっています。

大型店舗ならではの地域密着の姿目指して

大型店舗ならではの地域密着の姿目指して

大型調剤薬局として毎日数多くの患者さんが訪れる「森のシティ薬局」ですが、患者さんに対するホスピタリティは他の薬局にも負けていません。「薬を出して終わりではなくて、出した後が薬剤師にとって勝負のとき」と話す鈴木さんは、問い合わせ用の携帯とiPadを営業後も常に所持しています。

鈴木さん「大型薬局だからといって地域密着の薬局という点は変わりません。患者さんと会話する時間はできるだけとれるようにしたいと考えていますし、検体測定室もあります。

違いがあるとすれば、ある程度薬品の在庫についてはロスが減らせること。だから、収益をとろうと細かいことを考えなくても在宅をしっかりできるんです」

「森のシティ薬局」が究極的に目指すのは、目の前に病院がなかったとしても残れる薬局になること。地域の医療・健康をどのような形で支えていけば良いのかトライアルを重ねています。

湿布やビタミン剤、花粉症治療薬といった市販品で代用できるものは、保険適用外にしようという流れが現実のものとなった日もそう遠くありません。そうなったとき、受診勧奨をするのか、OTCで済ませるのかといった判断は薬局でしなくてはなりません。介護や在宅医療を必要とする高齢者のケアに対するニーズも増えています。

鈴木さん「先日もあったことなんですが、深夜に在宅でみている患者さんからカテーテルに使うグリスを探して欲しいという電話に、私は自宅のある埼玉にいて対応できなかったんですね。

そのときは、訪問看護師の方に患者さんが問い合わせて解決したのですが、そういったときには距離の制約を感じます。薬の相談だったらどこでも受けられるんですが、なかには処置が必要な患者さんもいるので。

そういったことを考えると、“地産地消”じゃないですけれど、これからは地元の人が薬局で働いて、地元の患者さんが来るような、そういうサイクルができる薬局がいいのかなと個人的には思います」

処方箋調剤だけではなく、地域の健康づくりや介護支援ができる薬局が今、求められています。

鈴木 康友(すずき やすとも)
森のシティ薬局薬局長。薬を出して終わりではなくて、出した後が薬剤師にとって勝負であると語り、問い合わせ用の携帯とiPadを営業後も常に所持しているという。
森のシティ薬局
薬局の真向いに船橋総合病院があり、総合病院からの患者さんが全体の9割を占める。全自動錠剤分包機や薬剤監査システムといった最新機器を取り入れ、服薬指導や生活指導などの薬剤師が患者さんとの対面業務に多くの時間を割けられるよう工夫している。

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