第74回 ツロブテロールテープによる心悸亢進はなぜ起こるの?
Tags:GooCo 2025-08-29
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今回はツロブテロールテープによる心悸亢進についてご紹介します。
まずは、結論から!
ツロブテロールテープによる心悸亢進は、【副次的な薬理作用による副作用】です。
ツロブテロールは、気管支平滑筋のβ2 受容体に作用し、β2 受容体と密接に関係のある酵素adenyl cyclaseを賦活化します。これにより細胞内のATPがcyclic AMPに変化し、気管支平滑筋を弛緩させ気管支を拡張することで呼吸器症状を改善します。
ツロブテロールは、気管筋に対する作用選択性(β2 受容体に対する選択性)がありますが、濃度が上昇しβ1作用が現れることで、心拍数および心収縮力が増強されます。また、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることも合わせて心悸亢進につながると考えられます。
【服薬指導/フォローアップのポイント】
☑現病歴・既往歴に注意!(心疾患)
心悸亢進、不整脈等があらわれることがあります。
☑副作用発現について事前に説明しよう!
心悸亢進は、症状が出ても体が慣れてくれば徐々に落ち着くことが多い副作用です。
しかし、副作用が起きる可能性を知らないで、急に胸がドキドキしたら慌ててしまうと思います。
どのような症状が起きる可能性があるか?事前に伝えるようにしましょう。
☑作用機序・使用方法をしっかり説明しよう!
ツロブテロールテープは、経口剤に比べ副作用の発現頻度は低いですが、誤った使用方法をすることで、血中濃度が上昇してしまい心悸亢進などの副作用発現につながる可能性があります。
●即効性がある薬剤ではないため、1枚貼付して効果が出ないからと追加貼付してしまう
●既に気管支拡張剤が入っている経口剤が処方され服用しているのに、咳がひどいからと家に残っていたツロブテロールテープを貼付してしまう
●ツロブテロールテープを咳止めと勘違いし、咳が出るからと家に残っていたもの貼付してしまう
など、初めて処方される患者さんはもちろんですが、以前使用した経験のある患者さん(保護者の方含む)にも作用機序の理解度を再確認し、誤った使用方法による副作用発現が起こらないよう注意しましょう!
2025-08-29
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